松井芒人(本名:松井源衛)はアララギ派の歌人。大正5(1917)年にアララギ入会、土屋文明に師事する。地元長野では教育者として活躍しており、女学校などの校長を歴任している。
当資料群は松井家の旧蔵品で、芒人宛のアララギ派歌人やアララギ発行所からの書簡が混じっている。大半は本名の源衛宛となっている郷土の人からの手紙で、学校関係者や先生宛となっている教え子からの手紙も多い。また一部松井家の家族宛の手紙含む。松井家の写真もダンボール一箱程有り、こちらは学生の集合写真が多い。
著名人の手紙の内訳としては土屋文明の書簡6通/葉書7通(うち1通は印刷)、土田耕平書簡3通(1通印刷)/肉筆原稿用紙8枚入封筒/葉書4枚(2通印刷)、高田浪吉書簡2通/葉書3通、藤沢古実書簡9通(1通は写真のみ)/葉書15通(1通印刷)、斎藤茂吉印刷葉書3通、臼井吉見5通、森山汀川20通以上、金原省吾、広野三郎、太田行蔵、丸山東一、大森光彦、松平頼寿、飯島宗一?やアララギ発行所(書き手不明)などの手紙が確認できる。昭和初期から昭和30年代のものが多い。芒人本人の書簡や写真(晩年のもの有り)、短冊2点、手帳2冊。昭和44年に撮影された土屋文明の写真1枚付き。
一部手紙の端に欠け有り、ヤケやシミ、折れ、汚れなど経年痛みあります。
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