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ヴァレリー詩集 <岩波文庫>

ヴァレリー詩集 <岩波文庫>

書籍データ

著者名:鈴木信太郎 訳他の作品を見る

出版社:岩波書店

発売日:1968

407p 15cm

ISBN:4003256018

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ヴァレリー詩集 <岩波文庫> <岩波文庫>

佐藤書房
 東京都八王子市東町
800
鈴木信太郎 訳、岩波書店、1980年7月、407p、15cm
 9刷  帯付 両表紙と背ヤケ無し 帯ヤケ無し(赤入り。帯) 本体三方少ヤケ 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。

ヴァレリーの詩はランボーなどの詩に比べて、知性的すぎるという評価もある。たとえば小林秀雄はヴァレリーの散文には幾度も言及するが、その詩業については一顧だに与えていない感じがする。用いられているイメージもどちらかというと伝統的な題材が多い。しかし、純粋な詩を創作する精神的努力に重きを置き、肉体と意識との濃密な関わりをとらえた、詩人ヴァレリーを高く評価する人も多い。加藤周一などはヴァレリーの「若きパルク」を絶賛する。
 原語ではない訳本だが、鈴木信太郎の手になるこの詩集は私の偏愛の書である。特に「若きパルク」の冒頭「泣くは誰、彼処に、一陣の風にはあらで、この黎明ただひとり、究極の金剛石と共に在る時…」のフレーズが私の意識の中で鳴り始めると、私の感性も覚醒しはじめる。「註」も詳細であり、巻末の佐藤正影によるヴァレリー紹介文も簡にして要を得た秀逸なものである。
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ヴァレリー詩集 <岩波文庫> <岩波文庫>

800
鈴木信太郎 訳 、岩波書店 、1980年7月 、407p 、15cm
 9刷  帯付 両表紙と背ヤケ無し 帯ヤケ無し(赤入り。帯) 本体三方少ヤケ 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。 ヴァレリーの詩はランボーなどの詩に比べて、知性的すぎるという評価もある。たとえば小林秀雄はヴァレリーの散文には幾度も言及するが、その詩業については一顧だに与えていない感じがする。用いられているイメージもどちらかというと伝統的な題材が多い。しかし、純粋な詩を創作する精神的努力に重きを置き、肉体と意識との濃密な関わりをとらえた、詩人ヴァレリーを高く評価する人も多い。加藤周一などはヴァレリーの「若きパルク」を絶賛する。  原語ではない訳本だが、鈴木信太郎の手になるこの詩集は私の偏愛の書である。特に「若きパルク」の冒頭「泣くは誰、彼処に、一陣の風にはあらで、この黎明ただひとり、究極の金剛石と共に在る時…」のフレーズが私の意識の中で鳴り始めると、私の感性も覚醒しはじめる。「註」も詳細であり、巻末の佐藤正影によるヴァレリー紹介文も簡にして要を得た秀逸なものである。
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