パージナ
東京都中央区日本橋富沢町4-6 Core-46 Bldg.
¥2,200
松田義之, 鈴木豊次郎 :共著、一粒社、1957、385p 図版15枚、A5判、1冊
初版、 函(欠)
自序
第1章 工芸とは何か?
1 日常用いる雑器の内に工芸を見出す
2 「工芸」という言葉
3 造形藝術における工芸の位置
4 始原期工芸に現われる工芸「用」と「美」の必然
5 近代生活の語る工芸の意義
第2章 種々な工芸
1 手工芸の発生
2 手工芸発展の一方向としての貴族工芸
3 骨董と工芸
4 貴族工芸の美についての疑問
5 個人工芸の発生とその限界
6 生産工芸の発生と民芸品
7 手工による生産工芸の限界
8 機械生産による生産工芸の誕生と産業革命
9 現代における「工作」「技術」「生産」と工芸の限界
10 工芸生産の新形態とデザインの位置
第3章 工芸の成立
1 用途
2 材料
3 道具と技術
4 風土と技術
5 伝統と技術
6 科学と技術とを結合するの必要
7 機械と技術
8 機械とは
9 機械文明下における工芸の成立
第4章 美と工芸
1 感情
2 美の発生と諧調美の形式的原理
3 直観・体験の意味と美的享受
4 芸術創成時における「対象」と「写実」
5 芸術に生気を与えるもの 「精神的契機」とは
6 絵画における装飾美の現出と、形式構成への出発点
7 絵画の持つ象徴性とグローテスクの意味
8 芸術における対象なき世界の出現と構成意識
9 構成意識と工芸への道
10 文樣・模樣の發生とその意味
11 抽象構成体としての工芸品と工芸美の本質
12 工芸美の目標
第5章 工芸の方法
1 工芸技術の発生と材料的必然
2 木材工芸
3 竹材工芸
4 金属工芸
5 陶磁工芸
6 ガラス工芸
7 染織工芸
8 印刷工芸
9 紙の工芸
10 塗装工芸
11 皮革工芸
第6章 時代様式 西洋における工芸様式の変遷
1 工芸発生以前の始原様式
[ほか]
第7章 結論(我が国工芸の将来とその歩むべき道)
1 我が国戦後の復興と工芸への道
2 生物学的基盤において近代生活を見ることの必要と生産の標準化
3 我が国産業の復興
4 我が国居住の実態
5 衣料の不足
6 国民文化繁栄期における我が国工業の実態と戦後における我が国工業の実態
7 美術工芸の生産化
8 民芸の生産工芸化
9 工芸称呼の単一化と工芸の道