阿部謹也 著、筑摩書房、1988年11月、369p、15cm
6刷 カバー 帯付 カバー背色アセ カバー両面ヤケ無し 帯シレあり 本体天極少点シミ 本体お三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。
『遠く中世ヨーロッパの庶民たちはいったいどんな暮らしをしていたのだろうか。私たちはここで、例えば石、星、橋、暦、鐘、あるいは驢馬、狼など、日常生活をとりまく具体的な〈モノ〉たちと中世の人人との間にかわされた交感の遠いこだまを聞くことができる。さらに兄弟団、賎民、ユダヤ人、煙突掃除人などを論じた文章の中に、被差別者に対する暖かい眼差しを感じながら、目に見えない絆で結ばれた人と人との関係を再発見することができる。中世社会は日本を写し出す鏡でもある。』