小川捷之 編、山王、1994年・1991年、390p、21cm
Ⅰ巻は3刷、Ⅱかんは1刷 (2冊で) カバー付 Ⅱ巻に帯付 2冊共カバーヤkウェ無し Ⅱ菅野帯背と折り返し上部にキレとオレシワあり オビヤケ無 2祥友本体天少点シミ 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好の並本です。
本書は1986年5月から12月にかけて山王教育研究所がおこなった『心理臨床入門コース』(全14回)の講義をまとめたものである。内容からもおわかり頂けたと思うが、講義の順番を人間の発達段階に応じて配列し、その年齢段階の人がどのような発達課題を共有しているのか、また、その時期にある人はどのような心理状態にあるのか、事例をあげてその時期特有の心理と病理を述べて頂いたもの・・・
と、あり、実際、講義テープを起こしたものを推敲してまとめたもののようである。
読みやすい。また、臨床例ケーススタディが感動的であるとは聞いていたが、読んでいておもわず引き込まれる。
「講義の順番を人間の発達段階に応じて配列」と、あるが、誕生以前(出産)以前から死に至るまで、がその範囲に含まれる。
出版年の古い本だが、「心理臨床家をめざす」入門者にとってのたいへん良い導きとなるように思う。