J.ブルクハルト 著 ; 新井靖一 訳、筑摩書房、1992年2月、604p、22cm
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現代のさまざまな国家形態、政治思想、さらに哲学、弁論、文学・芸術の諸ジャンルにおける精神活動は、原型をほとんど古代ギリシアに見いだすことができるだろう。この天才的な民族の創造物にあらゆる面から深い考察を加え、文化史家としての力をすべて結集することで、ブルクハルトの『ギリシア文化史』は成立した。その史観の類を見ぬ深刻さ、厳しく率直な人間観、深い洞察力と広い視野により、古今の史家の試みをはるかに凌駕して、この畢生の大著は歴史の真実に肉薄する。第2巻は、ポリス間の争いと、にもかかわらず保ちえたギリシア国民統一の根拠を説き、ギリシア人の神々と祭祀の姿に迫る。