野見山暁治、筑摩書房、1994年
初版 カバー端スレ -絵を描く、絵をよむ、絵描きに出会う。迫力のある見事な文章でつづった、絵と絵描きの世界をめぐる胸を打つさまざまなエピソード。(紹介文) 5部構成63編 -口絵カラー4頁(2章と3章に関連しての参考図版)/1・絵を描きながら(12編 留学生選考の日、絵の学校で、入試の季節、女の絵描き、パルテノン、保土ケ谷のころ、絵具屋「ルーベンス」、パリでの食いつなぎ、ムッシュウ・ウラシマ、絵を描かなかった12年間、他 2・画家とのめぐり会い(18編 金山康喜、駒井哲郎、田淵安一、清宮質文、今西中通、菅井汲、山口長男、青山義雄、香月泰男、高田博厚、山本作兵衛、坂本善三、萬鉄五郎、原勝四郎、青木繁、他) 3・絵との出会い(10編 ヴィンセント・ファン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アンリ・ルソー、ワシリー・カンディンスキー、オノーレ・ドーミエ、ジョルジュ・スーラ、モランディ、ジョルジュ・ブラック・黒田清輝、中国の古い絵) 4・創作ノート(8編 デッサンについて、“石膏デッサン”の功罪、ローマ賞絵画の行方、アトリエから、レリーフの壁、個展随想、他) 5・画家のことば(15編 油絵を始める人のために、下手な人の絵、女性を描く、鏡の中のわたし、若い日の自画像、モノグサ、消えてゆくカタチ、目下修行中、ある逆立ち風景、装幀の話、わたしのリトグラフィ集、写生の旅、他)/あとがき