川崎洋/安水稔和・解説、筑摩書房 ちくま文庫、1995年
初版 カバー -あわただしい日常に、詩は一服の清涼剤。あるいは、しばし自分を見つめ直すきっかけ。現代を代表する詩人が、凝縮された言葉の奥に広がるゆたかな世界へと案内してくれる。石垣りん、天野忠、牟礼慶子、吉野弘、小野十三郎、中勘助、戸田正敏、草野心平、串田孫一、竹内てるよ、高木護、岸田衿子、城侑、まど・みちお、北村太郎、芝木のり子、柿添元、片岡文雄、川崎洋、中原中也、金子みすゞ、深尾須磨子、山本太郎、白鳥省吾、井伏鱒二ら、25人の詩人とその作品の魅力を伝える。(紹介文) 3部9章25編 -新年(石垣りん「女湯」、天野忠「新年の声」) 春(牟礼慶子「すばらしい海」、吉野弘「祝婚歌」)/風刺・批判(竹内てるよ「あめ玉」、高木護「返す」、岸田衿子「だれも いそがない村」、城侑「二人の山師」) 詩のたのしみ(まど・みちお「するめ」、芝木のり子「子供時代」) 方言詩(柿添元「詩人」、片岡文雄「山鬼」、川崎洋「乾盃の唄」)/秋(中原中也「月夜の浜辺」、金子みすゞ「大漁」)/冬(深尾須磨子「ひとりお美しいお富士さん」、山本太郎「雪の山」、白鳥省吾「遠い日」、井伏鱒二「歳末閑居」)/安水稔和・解説「ウイスキーに紅茶をたらして」