堀米庸三責任編集、中央公論社、昭和42年10月、598p 図版、18cm
初版 函 帯 両ビニールカバ世少色アセ ー付(函と本体に) ホンタイノビニールカバー表明」飢えからテープで補修あり 函両
面少点シミ 函の両面と背ヤケ無し 帯 背少色アセ 帯両面ヤケ無し 本体小口中ほどに少シミ 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し <月報>付の保存状態良好です。
文庫本では、文字だけで、本書に載っている豊富な絵や写真がない。本書は、単行本ならではの、良さがある。
ホイジンハの叙述は、歴史が文学に限りなく近づくような個別性の豊饒さがある。また、後世の「常識」を離れた当の時代の相貌を描き出す。それは狡猾と無邪気、傲慢と謙虚、残虐暴力趣味と安寧平和願望といった極端な振り子の世界。奇怪な世界を浮かび上がらせる手腕は、後年の「知の考古学」を思わせる。