3ドルアメリカ旅行

初版、 カバー

まえがき
アメリカ三ドル旅行
ホノルルから桑港、羅府、ロングビーチ、紐育、マイアミ、ニューオーリンズ、そしてダラス、エル・パソからメキシコをまわった百八十日の旅のメモのぬきがき
三ドル旅行の決算白書
百八十八日間のホテル代六百五ドル也
続・三ドル旅行の決算白書
残りの八百ドルで観たもの買ったもの
砂漠の中の「ラス・ヴェガス」
そこは賭博と水着の女と酒とホテル……そしてシャワーの町……一ドル銀貨が音をたて、二十四時間ルーレットがまわっている
ロスアンゼルスの「小東京」
五万の日本人と日系二世三世が、そこに日本町をつくる郷愁の一角……三味が鳴る
ニューヨーク案内・１０景
「国連とヒロヒトの著名」
「黒人町のハーレム」
「女と犬と家族制度」
「モダンアート美術館と娘たち」
「自由の女神」
「タイムス広場の二十四時間」
「六千五百の窓をもった百二階」
「世界の憧れ・五番街」
「ヤンキー球場とその周辺」
「看板・かんばん・カンバン」
ニューヨークの谷間
芸術家と実在主義者と変態性欲者の楽園
ヌイヌイ・アメアメ
老移民一世が語るハワイ・プランテーション時代の非史の一ページとそこに残る「メリケン節」と「ホレホレ節
アメリカのピンク・コーナー
デラーノという町に女ありき、アメリカとても人の情にかわりはない話
あとがき
跋・玉川一郎・杉浦幸雄
読者のみなさんに（編集部）