クラウス・リーゼンフーバー 著 ; 矢玉俊彦 訳、平凡社、2000年8月、393p、16cm
1刷 カバー付 カバーヤケんっし 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好の美本です。
最近、朝日新聞の広告にリーゼンフーバー氏の『中世における理性と霊性』(知泉書館)の宣伝が載っていたものを切り抜いておいてネットで検索してみると、本書を含め同著者のものが平凡社ライブラリーに二冊も収録されていた。ネットで書籍を物色するのには人一倍時間を使っているので、こんな見落としはすることがないとは思っていたが、これは完全なチェック漏れだった。文句なく名著であるし、教科書、教科書風であるから記述は網羅的で基本的であるものの、完全に今の私の関心、譲歩できない特定の観点に一致している。私はクリスチャンでは勿論ないが、読み切るものの少なくなった本の中で本書だけは眠りたくなくなるくらい、読んでいくごとに身が引き締まっていくような、確かに記述は編年体だが、著者の圧縮してみせたこの西欧人による神への考察の数々は歴史の通念とは逆に深化され一定の高みに達していくもので、私には快感であり爽快でさえあった。