鍵岡正謹 著、高知新聞社、2002年5月、429p、22cm
初版 カバー 帯付 カバヤケ無し 帯ヤケ無し 本体三方ヤヶ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。
本書は、元高知県立美術館長の鍵岡氏が、平成12年に第一部(75回)同13年に第二部(75回)を本紙に連載した、山脇が何を考え、どのように行動して一人の画家となっていったのかを、日記や書簡をはじめとする数々の資料や文献などを読み解きながら、その全容を明らかにしたものに加筆、訂正し一冊にまとめたものです。
山脇信徳は、高知出身の洋画家で、東京美術学校(現・東京芸大)在学中に第3回文展で「停車場の朝」で「日本のモネ」と激賞され、「午後の海」を友人の志賀直哉は「光を描く名人」と絶賛するなど、若くからその才能を認められていました。また、近代日本の洋画史上に一時代を画し、高知県展の創設者の一人としても忘れてはならない人物です。
内容(「MARC」データベースより)
高知から東京、滋賀、中国、そしてヨーロッパへ。真の絵を求めて旅を続けた画家が、最後に辿り着いたのはふるさとだった。土佐が生んだ天才画家の生涯と心の軌跡を追う。