冬木ひろみ・編/竹本幹夫・序/河合祥一郎、山本真司、篠崎実、清水徹郎、中野春夫、本橋哲也、大井邦雄、・・・
初版 カバースレ 307頁 -シェイクスピアの作品とその上演には、歴史の実態がどのように反映しているのか。シェイクスピアが生きた時代の世相の探求と、テクストの厳密な分析を通して、シェイクスピア劇の謎と魅力に迫る。(紹介文) 論文11編収録 -河合祥一郎「『リチャード三世』の魅力」 山本真司「人頭パイの料理文化史的考察-『タイタス・アンドロニカス』の場合」 篠崎実「善意献金-歴史表象とアナクロニズム」 清水徹郎「「比ぶるものなき女王よ」-表象不可能というレトリックとシェイクスピアのポエティックス」 中野春夫「『お気に召すまま』の劇世界-シェイクスピア喜劇版「イングリッシュ・ドリーム」」 本橋哲也「あなたを忘れない-『ハムレット』と記憶の闘争」 大井邦雄「『ハムレット』をどう読むか-ひとつの試み 早稲田大学エクステンション講座の場合」 大場建治「舞台のリズムについて-シェイクスピアのテキストと翻訳」 野上勝彦「『リア王』と創造性-分析書誌学と本文批評の立場から」 冬木ひろみ「『二人の貴公子』の二重のまなざし」 浜名恵美「シェイクスピアの異文化パフォーマンス-蜷川幸雄演出『タイタス・アンドロニカス』、宮城聰演出『ク・ナウカで夢幻能な『オセロー』』、野村萬斎主演『ハムレット』に関する考察 」