青弓社編集部・編/草森紳一、田中雅夫、藤枝晃雄、柳本尚規、横尾忠則、鈴木志郎康、渡辺勉、小阪修平、上・・・
初版 451頁 カバー -1960年代から現在まで衝撃的な写真で時代を切り取ってきた伝説の写真家・森山大道。各年代ごとの森山写真への批評・評論を集成・編集し、あわせて140点の写真も所収することで、森山大道が格闘してきた時代性と「森山大道とは何者か」を明らかにする。(紹介文) 5部構成 48編 -はじめに/1960年代 草森紳一「青蝿のような情動-森山大道『にっぽん劇場写真帖』」 田中雅夫「森山大道-日本の庶民の原点をさぐる」 藤枝晃雄「世界を等価値に見る」/1970年代 柳本尚規「森山大道-写真は行きずりに交す私語」 横尾忠則「怯える視線」 鈴木志郎康「現実拒絶者の模索」/1980年代 小阪修平「市民社会という暗い風景」 上野昂志「森山大道は帰還する」 桑原甲子雄「写真の原初がえがく触感的世界」 宮迫千鶴「美術と写術の中間地点」 長谷川明「森山大道『写真よさようなら』」 飯沢耕太郎「「原風景」の気配」 桑原甲子雄「内的衝動を共有しようとする」/1990年代 金子隆一「写真」の原景へ」 佐藤克実「反写真家、ふたたび」 荒木経惟「光りと闇の情交」 ビートたけし「写真の一枚は言葉の一言」 倉石信乃「犬と人間-森山大道小論」 大西若人「時超える光のハードパンチ」 石内都「森山大道と大野一雄-肌理を撮る」/2000年代 上野修「時代と変化を寄せ付けない新宿と森山の共鳴」 地家光二「森山大道-北の旅から」 大竹伸朗「ゴッホと森山大道」 東松照明インタビュー 瀬戸正人「新たな写真へのプロセス」 松井みどり「網目の彼方に-森山大道におけるラディカルな視覚性」 深川雅文「世界は美しいか?-森山大道、写真史への挑発」 清水穣「荒れ・ブレ・暈け」再考」