文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大

古書を探す

近代日本文學の展望 <河出文庫> 改訂[版]

近代日本文學の展望 <河出文庫> 改訂[版]

書籍データ

近代日本文学の展望

著者名:佐藤春夫著他の作品を見る

出版社:河出書房

発売日:1954.11

175p 15cm

ISBN:

1件の在庫が見つかりました。 変更

近代日本文学の展望 改訂 <河出文庫> <河出文庫> 改訂[版]

佐藤書房
 東京都八王子市東町
1,000
佐藤春夫著、河出書房、昭和29年1月、175p、15cm
改訂[版]  初版 帯付 両府ピシと背ヤケ無 帯少ヤケ 本体三方少経年ヤケ 線引き無し 書き込み無し 賛否う経年ウヤケしていますが保存状態良好です。

 内容は、序章、森鴎外のロマンティシズム、新体詩小史、島崎藤村の破戒について、自然主義功罪論、外国文学の影響、芥川龍之介論、の構成である。
 明治の45年と大正の15年にわたるわが国の文学界の動向を、「田園の憂鬱」の著者佐藤春夫(1892-1964)が同時代人として展望・思索したものである。
 オリジナルな点は、1つには、これらの文学上の多様な動向や現象をそれぞれ個別にではなく、それを引き起こさないではいなかった、ある一貫する理念(イデー)を解明し、基づけたところにある。また、それはこの「近代」(=半封建)日本の社会や国家とも深く結びついているのである。この理念の把握も確なものである。
 2つには、明治・大正期の文学史のこれまでの概論・解説とは異なった見方や示唆が数多くなされている。詩人でもある佐藤春夫は、森鴎外の詩や新体詩の流れにも詳しく言及している。ある意味では前半は鴎外論でもある。
 3つには、言うまでもなく青年作家として自己の内面をまた友人や他の作家仲間の考えや行動を観察してきた同時代人による確かな視点があることである。たんなる概論や評論にとどまらない視点や文学青年たちの息吹が描写されている。一読に値するといえよう。
かごに入れる
気になる本に追加
クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送不可

近代日本文学の展望 改訂 <河出文庫> <河出文庫> 改訂[版]

1,000
佐藤春夫著 、河出書房 、昭和29年1月 、175p 、15cm
改訂[版]  初版 帯付 両府ピシと背ヤケ無 帯少ヤケ 本体三方少経年ヤケ 線引き無し 書き込み無し 賛否う経年ウヤケしていますが保存状態良好です。  内容は、序章、森鴎外のロマンティシズム、新体詩小史、島崎藤村の破戒について、自然主義功罪論、外国文学の影響、芥川龍之介論、の構成である。  明治の45年と大正の15年にわたるわが国の文学界の動向を、「田園の憂鬱」の著者佐藤春夫(1892-1964)が同時代人として展望・思索したものである。  オリジナルな点は、1つには、これらの文学上の多様な動向や現象をそれぞれ個別にではなく、それを引き起こさないではいなかった、ある一貫する理念(イデー)を解明し、基づけたところにある。また、それはこの「近代」(=半封建)日本の社会や国家とも深く結びついているのである。この理念の把握も確なものである。  2つには、明治・大正期の文学史のこれまでの概論・解説とは異なった見方や示唆が数多くなされている。詩人でもある佐藤春夫は、森鴎外の詩や新体詩の流れにも詳しく言及している。ある意味では前半は鴎外論でもある。  3つには、言うまでもなく青年作家として自己の内面をまた友人や他の作家仲間の考えや行動を観察してきた同時代人による確かな視点があることである。たんなる概論や評論にとどまらない視点や文学青年たちの息吹が描写されている。一読に値するといえよう。
リクエストを送る

白い巨塔60年 - 山崎豊子、社会派文学を中心に

赤いくじ
赤いくじ
¥2,800
花のれん
花のれん
¥7,150
仮装集団
仮装集団
¥2,750
渦
¥2,200
花紋
花紋
¥3,000
花のれん
花のれん
¥5,500

バック・トゥ・ザ・フューチャー40年 - SF映画の魅力

SF大全科
SF大全科
¥2,200
Film Posters
Film Posters
¥2,000
Oh!SF映画
Oh!SF映画
¥1,000