小池新二、アトリエ社、316、A5
函欠、印あり
生活、造形、建築、展示に関する文章をまとめた。特に第三部は「イタリーの新興建築」「フィンランドの建築」「アアルトについて」「落水荘」など興味深い文が多い。
■目次
・第一部
新らしい生活の理念/部落の生活文化/国民生活の農民化/民族の課題としての住み方/生活文化としての造形美/国民生活用具の問題
・第二部
造形政策について/全体主義国家の芸術政策/独逸の工藝政策/独逸の美術批評と官展
・第三部
建築文化小論/新興建築と住宅問題/新興独逸の工作文化/世界防共センタァの建設/イタリーの進行建築/フィンランドの建築/アアルトオについて/アメリカにおけるバウハウス運動/生活建築を目指して/ハアリイ・マースの試み/落水荘
・第四部
観光宣伝の美術/博展理念の発展/限定主題の博覧会/「生の驚異」博とその展示技術/国際手工作博覧会/「働く国民」博覧会/展覧会の新形式/ノイラアトの方法/ガイドブックを中心として/展示文化随想/マース展報告/移動する文化
・観察記
中国旅行日誌