山本鼎/山本鼎・挿画/恩地孝四郎・装幀、アルス、昭和3年
初版 小口ヤケ、シミ 頁シミ有 カラー口絵1葉 -「技術の指導は文字ではやりにくい、それを綿密にかけばかく程、讀む身にとつては退屈でせうし、・・・・、もっぱら興味をそそるように心掛けて、小説風に筋をたて、叙事や會話でそくばくの指導を試みました。」(「目上の方へ」より) -目上の方へ/旅行のおしたく、高原の避暑地、淺間山の寫生、太郎君の静物畫、孝子さんの繪草紙、油繪かきさん、百姓家の鎭雄君、油繪かきさんのお話、みち子さんのすけっちぶっく、雨ふりの二日間、ぎにょーるのお芝居、四人展覧会、みち子さんから鎭雄さんへの手紙、鎭雄さんからみち子さんへの手紙、お母さんの夜話、お母さんの夜話、鎭雄君からの小包み、孝子さんの圖案、みち子さんの更紗