江戸川乱歩、青蛙房、平成28年
新装版初版(元版は昭和35年刊) カバー -推理文壇の大御所・江戸川乱歩の自選随筆集。「探偵小説の愛好者、怪奇・幻想を好む読者には欠くことのできない座右の書」と各紙絶讃した乱歩自選の随筆集を55年ぶりに新装復刊。日本探偵小説の系譜、探偵小説に現れたる犯罪心理、探偵作家としてのエドガー・ポー、明治の指紋小説、怪談入門、私の履歴書、残虐への郷愁、同性愛文学史など29項。江戸川乱歩既刊随筆評論集目録、人名索引の付録。(紹介文) 29編 -自序/純探偵小説の定義と類別、二つの比較論、日本探偵小説の系譜、探偵小説に現れたる犯罪心理、異様な犯罪動機、スリルの説、兇器としての氷、プロバビリティの犯罪、探偵作家としてのエドガー・ポー、ディッケンズの先端、原始法医学書と探偵小説、明治の指紋小説/怪談入門、猫町/私の履歴書、幻影の城主、活字と僕と、私の読書遍歴、書斎の旅、浅草趣味、妖蟲、残虐への郷愁、マッケンのこと、群衆の中のロビンソン/もくづ塚、サイモンズ・カーペンター・ジード、ホイットマンの話、槐多「二少年図」、同性愛文学史/附録・江戸川乱歩既刊随筆評論集目録・人名辞典