チャールズ・ブコウスキー 著 ; 青野聰 訳、筑摩書房、2017年9g津、476p、15cm
1刷 カバー 帯付 カバーやけ無し 帯ヤケ無し 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好の極美本です。
嫌いな人はひと目で嫌うし、好きな人は一行でドハマりする、それがブコウスキーです。
ブコウスキーと出会う前と後とでは、読書に対する姿勢が明らかに変わってしまいます。
ブコウスキーは訳者によっても当然違いはありますが、その文体が最大の魅力で、
それに憑りつかれてしまうと、物語やオチなどの良し悪しはあまり関係なく、
いつまでも流れるような文章を読み続け、その雰囲気にずっと浸っていたくなります。
言葉や起こっている出来事だけを表面的に見ると強烈で、眉をひそめる人もいると思いますが、
そこには悲哀とともに不思議と著者の優しい眼差しも必ずあります。
他の本でも出てくる、汚物、アルコール、競馬、暴力、性、がこの本にもしっかりあります。
「町でいちばんの美女」でもあったように様々なジャンルの掌編、短編がこの本に詰まっています。
最後の「毛布」などは、部屋のなかでボールがバウンドしているというカフカでもあったような
話でありながら、やっぱりいつものブコウスキーだったりで、とても好きな作品です。
日本人がちょこちょこでてきたり、ヒロシマのことも少し触れたり、本当に楽しめます。