松本雅明(熊本大学名誉教授) 監修、平凡社、1985年、1013p(含む五十音順索引)
初版 函(函カバ)=(退色、函カバ傷み)有り。 帯=無し。 小口=経年並。 頁=「書込み無し」と査定。 旧定価14,800円 / 特別付録=「熊本県全図」有り。 / 「歴史地名通信」(月報のようなもの)有り。 / 阿蘇の火、不知火海の水と光──肥後は古来九州の要である 火の国肥後は古代九州唯一の大国に遇された。阿蘇山の噴火に神意をみたひとびと、そのロマンは菊池川流域・宇土半島・八代の装飾古墳に刻まれる。人吉盆地の相良氏治世七〇〇年は今に香り高い史跡を残す。菊池氏とともに勢威を誇った大宮司阿蘇氏の動向。九州諸豪争乱の舞台となった肥後の中世。名城熊本城を構え、隈本から近世熊本への礎を築いた加藤清正。細川氏治下、五ヶ町として繁栄した熊本・八代・川尻・高瀬・高橋、准町宇土・佐敷、在町と村との交流、そして生活・面影。キリシタンの島天草では干拓と耕して天に到る開墾が展開された。原始より現代に至る地名二、五〇〇の項目に熊本の歴史と風土をたどる画期的歴史大事典。-函カバより。