著:ハンス・モーリッシュ ; 訳:瀬野 文教、草思社、平成 15年(2003年) 第1刷、421 p・・・
「広瀬川のほとりをめぐり、青葉山に登れば、一生かかっても研究しつくせないほどの資料が山積している」。このような述懐を残し、杜の都をこよなく愛したドイツ人植物学者ハンス・モーリッシュ。帰国後はウィーン大学で総長をつとめ、「モーリッシュ反応」などによって今日にまでその名を残す植物学の泰斗が、自然科学者ならではの観察眼で、大正期の日本の山川草木と人びとの姿を克明に記録したのが本書である。当時、新設されたばかりの東北帝大の生物学教室で教鞭をとるかたわら、北は樺太から南は鹿児島まで、精力的に観察旅行を行ない、その印象を丹念に記しているだけでなく、日本の芸術やスポーツ、日本人の価値観にまでその鋭い観察眼は及ぶ。 目次:神戸から仙台へ / 国民教育 / 逆さまの国 / 日本人の礼儀正しさについて / 小島のパラダイス、松島 / 猿と鯨を訪ねる / 埋もれ木 / 芝居見物 / 音楽 / 仙台で迎える正月〔ほか〕
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