島田政雄・田家農 著、東方書店、1997、576p、B6判
日中2人のジャーナリストによる共同執筆
戦後すぐ上海で居留民と武装解除された日本兵を対象にした日刊紙『改造日報』の発行に関わり、帰国後は創設当初から日中友好協会の活動家として機関紙『日本と中国』の編集長を務めるなど、一貫して日中友好運動に携わってきた島田氏と、駐日記者、北京発行の日本語雑誌『人民中国』編集長などを歴任してきた知日派の田氏の2人が共同して、戦後半世紀を総括的につづる日中関係史の決定版。最終章では次世紀へ向けての日中関係の課題、むすびではそれを踏まえた提言を述べる。巻末に、1871年から1996年にわたる詳細な日中関係年表を付す。
成
はじめに
第一章 内戦前夜の上海から
第二章 米占領軍は日本を民主化したか(上)
第三章 米占領軍は日本を民主化したか(下)
第四章 米国操縦下の片面講和と再軍備反対の闘い
第五章 サンフランシスコ体制の確立と抵抗
第六章 国交正常化を求めて(上)
第七章 国交正常化を求めて(中)
第八章 国交正常化を求めて(下)
第九章 嵐の十年、かちとった日中新時代(上)
第十章 嵐の十年、かちとった日中新時代(中)
第十一章 嵐の十年、かちとった日中新時代(下)
第十二章 日中復交二十五周年を顧みて(上)―日中関係はどれだけ前進したか
第十三章 日中復交二十五周年を顧みて(中)―日中関係はどれだけ前進したか
第十四章 日中復交二十五周年を顧みて(下)―日中関係はどれだけ前進したか
第十五章 二十一世紀へ残された課題
むすび
あとがき
近代日中関係年表(一八七一年―一九九六年)