長野県信濃美術館東山魁夷館 編、日本経済新聞社、1995年初版、31×31cm
定価23,301円(税別)
複製色紙『二つの月』付属。
二重函。
輸送用函に数ヶ所傷み、巻頭巻末と図版の余白に経年による小シミが有る以外は良好の部類です。
色紙もシミも無く良好です。
●東山魁夷(ひがしやま かいい, 1908–1999)
日本画家、版画家、著述家。
横浜に生まれ、東京美術学校で学び、在学中に帝展入選。
戦前にはドイツ留学を経験し、西洋美術、とりわけドイツ・ロマン主義の影響を受けた。
戦中・戦後は家族の死や徴兵など苦難が続いたが、1947年の日展特選作『残照』を契機に評価を確立。以後、風景画に専念し、『道』『白夜光』『万緑新』など、簡潔な構図と叙情性を融合させた独自の画境を築いた。
皇居新宮殿や唐招提寺御影堂障壁画など国家的規模の制作も数多く手がけ、特に『黄山暁雲』は畢生の大作として知られる。
版画制作にも積極的に取り組んだ画家であり、原画の精神性を損なわないことを重視し、木版画やリトグラフによって代表的な風景表現を版画化した。
制作にあたっては刷りや色調への関与が深く、日本画の静けさや余韻を版画という複製芸術の中に定着させた。
これらの版画は普及性が高く、広く一般に親しまれたことで、東山芸術が国民的に浸透する大きな役割を果たした。
主要作品は東京国立近代美術館や長野県に寄贈、各地に記念館・美術館が設けられ、現在も高い評価と人気を保ち続けています。
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