京都市考古資料館編集、京都市考古資料館、1987-3、24p, 図版9枚、26cm
目次
京都市域の群集墳……………
大枝山古墳群………………
御堂-池古墳群
音戶山古墳群…
醍醐古墳群
巽1号墳……
中臣十三塚古墳…………
展示資料一覽表(1)...
展示資料一覧表(2).....
参考資料
図版
おります。また、そのことが、 考古学に数多くの成果をもたらし、その
発展を促進しております。
発掘調査により出土した遺跡や遺物を学問の対象とすることは当然の
ことではありますが、 展示・陳列をはじめ、 講座・講演などを通じて、
京都市民をはじめとして、 京都の歴史に関心をお持ちの方々の期待に答
えるために、広く普及、公開していくことが必要であると考えておりま
す。
この図録は、現在、 京都市考古資料館において特別展 「群集墳コーナ
-」に展示されている出土品を中心に編集されております。
この特別展は、京都の古墳時代に焦点をあわせて企画されたものです。
京都といえば「平安時代」以降が脚光をあびているという印象が強いの
ですが、実は、それ以前の歴史が京都の発展を呼び込んだ、といえなく
もありません。
日本の遺跡・遺物のなかでも、 古墳ほど、幸い今日まで元のままで遺
っているものはそう多くはありません。 古墳時代が京都の発展に果した
大きな役割を明らかにするために、この展示や図録が役だてばと願って
おります。
1987年 春
京都市考古資料館
薄ヤケ