長尾雅人 著、岩波書店、1978年初版、序文・目次10p, 本文606p, 索引43p、22.5x1・・・
定価5,000円
函にヤケ、小傷みが有ります。
本体は特に問題は有りません。
●内容
通論篇
1. 中観哲学の根本的立場
2. 勝義と世俗との世界
3. 仏陀の沈黙とその中観的意義
4. 空義より三性説へ
5. 三性説とその譬喩
6. 転換の論理
7. 仏身論をめぐりて
8. 空
各論篇
9. 仏教に於ける「世俗」(saṃvr̥ti)という語の一解釈
10. 中論の構造 ―宗喀巴『中論釈』を中心として―
11. 仏教的主体性について
12. 安慧の識転変説について
13. 所縁行相門の一問題
14. 『成唯識論』に於ける造論意趣について
15. 異門 (paryāya) ということば
16. 西蔵に残れる唯識学
17. 『大乗荘厳経論』の用語例 ―特に中論との比較に於いて―
18. 『大乗荘厳経論』に於ける「所依 (āśraya)」の語義
19. 『中辺分別論』の題名
20. 唯識義の基盤としての三性説
21. 法蔵の三性説に対する若干の疑問
22. 一乗・三乗の論議をめぐって
23. 空性に於ける「余れるもの」
24. 金剛般若経に対する無着の釈偈
25. チベット仏教に於ける真理観
●長尾 雅人 (ながお がじん、1907-2005)
仏教学者・チベット学者。京都大学名誉教授。日本学士院会員。
仏典に対する文献学的な研究を推し進め、また、チベット学の樹立に対しても貢献。
日本学士院賞、第13回仏教伝道文化賞を受賞。勲二等瑞宝章受章。
チベット語や梵語(サンスクリット)で書かれた仏典を原典の意味に忠実に訳すことを重視し、インドの大乗仏教における中心的な思想である中観および唯識の思想を研究。また、チベットの宗教(チベット仏教学)および文化全般にわたる学問としての「チベット学」を樹立。1958年より1959年には、京都大学インド仏跡調査隊の隊長として、日本初の本格的な仏教遺跡発掘の指揮を執った。
また広く一般への普及にも尽力し、中央公論社『大乗仏典』]<インド編、中国・日本編>や、岩波書店<岩波講座東洋思想>などの編集委員も務めた。
著書に『蒙古喇嘛廟記』『西蔵佛教研究』『摂大乗論 和訳と注解』など。
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