井上多喜三郎 著 ; 田村修一, 外村彰 監修、サンライズ出版 井上多喜三郎全集刊行会、2004年1・・・
初版 カバー付 カバー背少色アセ カバー両面ヤケ無し 本体天極少点紙魚 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。
安土の老蘇(おいそ)に生まれ、生涯そこから離れることがなかったこともあり、地元や京都では兎も角中央詩壇では無名に近いような人ですが溝口健二の脚本家でもある依田義賢が撮影した横顔のポートレートや作品にそのやさしい人柄が表れているようでもっと取り上げられても良い詩人だと思います。
全集以外で新書で入手可能な詩集は金沢の自費出版社が発行している同じ編者による多喜さん詩集(60詩をセレクト)しかありませんが、選集に載っていないよいものもたくさんあります。
詩集だけではなく関係者の起稿も含んだ500ページを超えるボリュームですし、私はこの全集を図書館に取り寄せてもらって読んだものでつぶさに目を通したわけではありませんが、多喜さん詩集で良いと思ったもの(私は話したい(これは句碑にもなっています)、種子、犬、浅春の歌、余、だまっている牛、御饅頭所蒸求堂、暮らしの歌、早春、八、慣れ)以外にも暗い夜、僕の小夜曲、停車場にて、挽歌、栖、夜、楽なんかが好きです。