マーク・トウェイン 著 ; ダニエル・ビアド 絵 ; 大久保博 編訳、論創社、1984年11月、46・・・
初版 カバー付 カバーヤケ無し 帯欠 本体天少点シミ 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。
まず『ハックルベリー・フィンの冒険』の数年後に【こんな奇想天外な小説を書いていたのか!】というのがとにかく衝撃的で。おそらくはスウィフトの『ガリバー旅行記』の様な風刺小説といった意図で書かれたと思うのですが。(自分の)理想実現の為に、マーリンの塔を【爆弾で吹っ飛ばしたり】ランスロットを始めとする騎士達とカウボーイの様な投げ縄や【ピストル、ガトリング砲で立ち向かったり】タイムトラベルあるあるの"後の歴史に影響を与えてはならない"的な『お約束』を【まったく意に介さない】展開に胸が熱くなりました。
一方で、後年になると『48歳より前に悲観主義になる者は物事を知りすぎ、48歳を越えてもなお楽観主義者である者は物事を知らなさすぎる』といった悲観主義になった事で知られる著者ですが。本書においては『人生を夢見るな、夢の人生を生きるのだ。』といった別に残した言葉通りに、主人公が、カトリックや身分社会の【旧弊を細部に渡って指摘】近代人として政治や道徳、教育と【あらゆる面で理想社会の実現に立ち向かう】姿からはポジティブな元気をもらえました。