編訳: 薄井坦子 等、現代社、昭和49年~昭和52年、463p 肖像、22cm
(全3巻) 初版 函 帯付 函背少ヤケ 2かqンの破棄背少点シミ 3冊共函の両面ヤケ無し 本体3冊共ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し <3冊共、月報>付の保存状態良好です。
看護婦(師)という職業の確立者であるナイチンゲールが、親しかった看護婦を偲んだ一文の一節である。「看護婦ほど、この世で素晴らしい仕事はない」、ナイチンゲールは心からそう思っていたのである。
その「私記」に「ああ、飽き飽きするような退屈な毎日」、「年毎に若さを失っていくこと以外、私が生き続けていても何も得るところはありません」と記した世間知らずの上流階級の令嬢が、看護婦という天職に出合い、大きく変身していく様が興味深い。
『ナイチンゲール著作集』(フローレンス・ナイチンゲール著、薄井坦子ほか編訳、現代社、全3巻)で、多面的なナイチンゲールに出会うことができる。