日本医事新報社出版局、1980-1、883p、22cm
第2版序
この数年の治療学の進歩は目を見張るものがある。 本書は初版以来約3年を
経,その間数多くの臨床医の方々に利用して頂いた。 そして、 多くの方々から
本書は日常臨床に役立つとのご評価, ご助言などを戴いたが,本書を充実する
ためには何にもまして改訂の要ありと考えた。 なかでもこの数年の治療の進歩
を十分に本書に吸収せねばならぬこと,一方, 総論や各論に当然入れねばなら
ない大切な課題を新たに掲載することにした。
そこで,550 専門家の方々には同一課題にて再度ご執筆をお願いし,また,
新たに 130 課題を追加し, それぞれの専門家の方々にご執筆頂いた。 このよう
に本書の内容の向上と充実のために 680 専門家の方々のご協力とご尽力を戴く
ことができた。 ここに衷心より深甚の謝意を表する次第である。
改訂版は初版のそれにもましてそれぞれの項目に最新の知識が網羅されてお
り,実地医家の日常診療に裨益するところ大なるものがあると考えている。
昭和54年12月25日
東京医科歯科大学名誉教授 大淵重敬
東京医科歯科大学助教授 阿部恒男
函(少ヤケ)本文良好