和田義彦 [画],三重県立美術館, 渋谷区立松濤美術館, 茨城県つくば美術館 編、読売新聞社、200・・・
目次
和田義彦の絵 加藤貞雄
ドラマとポエジーの世界 毛利伊知郎
図版
1. タブロー
II. ドローイング等
III. 森村誠一『敵対狼群』挿絵原画
IV. 模写
和田義彦の芸術主題とモティーフ 舟木力英
主要参考文献
和田義彦略年譜
出品リスト / List of Works
ごあいさつ
現代の洋画界で注目を集めている画家のひとり和田義彦の画業を紹介する 「ドラマとポエ
ジーの画家 和田義彦展」を開催いたします。
和田義彦 (1940- )は、現在の三重県海山町の出身。 愛知県立旭丘高校美術科を経て
1959年に東京芸術大学油画科に進みます。 1964年に初の個展を開催、 翌年の第39回国画会で初入選を果たし画家としての歩みを始めました。
1970年には国画会会員に推挙され、翌年から6年間イタリア政府給費留学生としてローマに留学します。 その間、スペインにも滞在して本格的な油彩画技法を修得し、1977年の帰国
後は国画会や個展などで作品発表を続けます。
和田義彦は神社の森で過ごした幼少期の生活を原体験として持ち、 イタリア留学中に西洋古典美術から強い影響を受けるとともに、40代以降もたびたび渡欧して西洋絵画研究を続けます。
カフェやレストランなどに集う人々を中心主題としてきた和田作品は、 古典絵画研究を通じて得た高度な絵画技術と的確なデッサン力、重厚な色彩感覚によって、 現代社会と人間の内面に迫る独自の表現を提示しています。 また、本展ではじめて公開される新作には、 「変化し続けることが最も重要」と考える和田義彦の強い意志と新しい絵画世界が示されています。
この展覧会は、 それら新作とこれまでの代表作の他、 水彩素描、 挿絵原画、 模写など計86点の作品によって、旺盛な活動を続けている和田義彦の芸術を紹介しようとするものです。
展覧会開催にあたり、和田義彦氏をはじめ、 貴重な作品をご出品いただいたご所蔵家の皆様、ご協力をいただきました関係各位に対し、心から謝意を表します。
2005年
主催者
良好、サイン入り