Otto Böhtlingk, Rudolph Roth, Richard Schmidt=編、名著・・・
定価合計185,000円
各巻の本体三方に経年による微小なシミ、
カバーに小傷み・小破れが有る巻が有ります。
●内容概要
19世紀、ロシア帝国科学アカデミーより刊行された 大規模サンスクリット語大辞典(通称 Böhtlingk-Roth 辞典) の復刻版。
本辞典は、ヴェーダから古典サンスクリットに至るまでの膨大な語彙を収録し、用例を豊富に示すことで、以後のサンスクリット研究およびインド学全般の基盤を築く。
大辞典(全7巻 1855–1875)完結後、編纂者ベートリング自身が研究者の利便性を考慮し、より簡便に利用できる形で再構築したのが 『簡約版サンスクリット語辞典』(全3巻, 1879–1889)。
さらに20世紀に入り、リヒャルト・シュミット(Richard Schmidt, 1866–1939)によって刊行された補遺(Nachträge, 1928)では、新出語彙や訂正が約12,000項目追加され、この三段階(大辞典 → 簡約版 → 補遺)経て19世紀〜20世紀前半ヨーロッパにおけるサンスクリット語辞書学は一つの集大成を迎えました。
●編者略歴
・オットー・ベートリング(Otto Böhtlingk, 1815–1904)
サンクトペテルブルク生まれのドイツ人学者で、比較言語学・インド学・サンスクリット文法の大家。ロシア帝国科学アカデミーの会員として活動し、特にパーニニ文法の研究で知られ、本辞典の中心編者であり、後に簡約版『Sanskrit-Wörterbuch in kürzerer Fassung』を刊行しました。精緻な語源研究と文法分析によって、ヨーロッパにおけるサンスクリット語研究の基盤を築いた。
・ルドルフ・ロート(Rudolph Roth, 1821–1895)
ドイツ・シュトゥットガルト生まれのサンスクリット学者。ヴェーダ研究・インド宗教史の権威として知られ、テュービンゲン大学教授を務め『Atharvaveda』の批判的研究や、インド思想史の学術的分析で高い評価を得る。本辞典ではヴェーダや古典文献の用例解釈に大きく貢献し、ドイツにおけるヴェーダ学の開拓者として位置づけられた。
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