シェリング 著 ; 西谷啓治 訳、岩波書店、1978年10月、202, 4p、15cm
改版版 25刷 帯付 本体両表紙と背ヤケ無し 帯ヤケ無し 本体天と小口少経年ヤケ 本体地ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。
ヘーゲル、フィヒテとならぶドイツ観念論の大家シェリングの主著。通称『自由論』。
人間の自由意志・悪について論じた作品でハイデッガーやヤスパースなどに多大な影響を与えた。ちなみにハイデッガー(『シェリング講義』新書館)、ヤスパース(『シェリング』行人社)ともにシェリング哲学の解説書を書いているのであわせて読むといいだろう。
なお『自由論』の著述はプロティノスやヤコブ・ベーメの影響を受けたためか神秘主義的な色合いが強く出ている。本書を読む前に新プラトン主義(ネオプラトニズム)やキリスト教神秘主義について調べておくといいだろう。