本間俊平 著;下島正夫 装幀、協和書房、1943年 (昭和18) 初版、2, 154p、18cm
1943年 (昭和18) 初版。2,000部限定。
本文含め、全体的に経年によるヤケがあり、本文に酸化が見られ、また全体の上部に水濡れ跡のようなシミがあります。表紙にスレ・一部にシワや退色・部分的にスレ剥げがあり、裏表紙に1ヶ所小傷みがあります。また裁断面にシミやスレ、見返しや本文に古書特有のシミがあります。
●内容
戦時下の昭和18年、社会事業家の本間俊平によるキリスト教的随想・宗教哲学の一冊。
「イエスの愛」「労働を通じて知る信仰」「新人イエス」「宇宙の霊」など、
戦時下における信仰・精神性を語った論考が収録。
イエスの姿を通して、人間の心、生き方、信仰、幸福について語る内容で、当時の時代背景に重ね合わせながら「内面の強さ」「精神の光」を探求しています。
●目次
・萬古不変の国体と国民の特質
・人類の大敎育家
・労働を通じて知りしイエス
・私の愛慕するイエス
・我が側に立つイエスを見よ
・信仰の開拓者
・有難きイースター
・應澜に見たイースター
・水掛論御無用
・死の力より解放するイエスの霊能
・真誠の光世に来る
・衰ひし者を導ねるイエス
・基督の興ふる幸福
・イエスを心の王座に迎へよ
・新人イエス
・聖書の “Inspiration”
・宇宙の霊
●著者:本間 俊平 (ほんま しゅんぺい、1873-1948)
社会事業家、信徒伝道者。
山口県の秋吉台 (現・美祢市) の大理石採掘場で、不良少年を含む青少年と共同生活を送りながら若者たちの感化 (育成事業) に携わり「秋吉台の聖者」と呼ばれました。
今日における山口県の主要産業の一つである大理石産業を興した一人としても知られています。
内村鑑三の友人でもあります。
また多くの人に影響を与えており、森鷗外は本間の生き方に感動し「鎚一下」と題する小論を残しています。また、本間のアドバイスと支援がもととなり、現在の成城学園の基礎が形作られたり、玉川学園の創設者小原國芳にも影響を与えました。
著書に『一石工の信仰』『私の教育』など。
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