キネマ旬報. 337　 通巻1152　4月下旬号

1929年ハンブルクに生まれたホルスト・ヤンセン氏は,早くから油彩表現を放棄し、線
描家としての道を歩き始めました。 素描、版画のみによる、ほとんど禁欲的ともいうべき
手法によって、個性的な世界を守りつづけてきた同氏は、最近にいたってますます独特の
創造性を示し、戦後のドイツ美術界を代表する輝かしい一人と目されております。
作品のモティーフを風景や花や動物の屍体など、ごく身近かな対象に求めな
がら,その線は現代の病巣をえぐる鋭利なメスとなって、日常的なものの中にひそむ死やエロスの影、
すなわち人間の意識の底の暗部を容赦なくあばき出す営みをくりかえしてい
ます。同時に自画像に見られる自己告発, 自己との対話のくりかえしは、同氏の絵画精神のきびしさを
物語って余りありません。
物語って余りありません。ここにヤンセン氏の協力を得、素描と版画による
ほぼこご10年におよぶ創造の全容をわが国初の本格的ヤンセン展として開催できますことは,主催者として大いなる喜びであり
ミス=ホールド女史, オスロ大学助教授稲冨正彦氏, 東京ドイツ文化センター
のクラウス=ペーター・ロース所長をはじめとする関係各位に深甚な謝意を
表明するとともに, 本展がヤンセン芸術理解のための好機となることを念じてやみません。
1982年
主催者
少スレ
会期・会場: 1982年4月3日～5月9日 神奈川県立近代美術館

目次
シャイム・スーチン [モーリス・タックマン]
カタログ・・・・・
スーチンの風景画 [エスティ・ダナウ]
スーチンとエコール・ド・パリの画家たち [柴勤]
年譜..
スーチンと日本 [大熊敏之] ......
参考文献....
出品作品リスト・

Contents
Chaïm Soutine (1893-1943) [Maurice Tuchman]
Catalogue ...
The Landscapes of Soutine [Esti Dunow].....
Soutine and the Painters of the Ecole de Paris [Tsutomu Shiba].
Chronology.....
Selected Bibliography .......
List of Works..
英文併記
少薄ヤケ

目次
特集 トイレの考古学
文献と絵画史料からみたトイレ
保立道久 p4
縄文時代のウンコの化石、 トイレはどこだ?
岡村 道雄 p9
科学的に解明された古代宮都のトイレ
黒崎 直 松井 章 金原 正明 p17
筑紫館 (鴻臚館)の便所遺構
山崎純男 p26
みちのく平泉藤原氏のトイレ
三浦謙一p28
戦国時代城下町 「一乗谷」 のトイレ
水野和雄 p34
名護屋城の木村重隆陣屋跡で発見されたトイレ跡
堀苑孝志 p39
関西地方における中世から近世への便所遺構
ーその変遷と歴史的意義一
前川要 p41
発掘された江戸の厠
古泉 弘 p47
文化財保護強調週間
文化庁文化財保護部伝統文化課 p53
十二月の国立劇場 p55
表紙解説 国宝 餓鬼草紙のうち 同便餓鬼 p56
口絵 史跡 「松花堂およびその跡」 検出雪隠遺構 p1
古代のトイレ跡から発見された寄生虫卵 p2
状態：良好です

ごあいさつ
ニューヨーク・メトロポリタン美術館は, ルーブル美術館
(フランス), エルミタージュ美術館 (ソ連) とならんで世界
3大美術館に数えられています。 世界のあらゆる国の絵画,
彫刻, 工芸品など約330万点をこえる膨大な収集品を誇り、人
類の長い美術の歴史をはば広く見わたせるすぐれた美術館と
して有名です。
そのコレクションの中から、同館のスタッフによって厳選
されたヨーロッパ, アメリカの風景画48点を展観いたします。
本展は, 17世紀から20世紀に至る西洋風景画の流れを鑑賞で
きるよう配慮され, 自然をとらえる画家の 「眼」 を通して,
各国, 各時代の自然観の変化を示そうとするものです。
最後に, 貴重な所蔵品の出品を快諾下さったメトロポリタ
ン美術館, 本展の開催に御尽力をたまわった静岡県立美術館
の皆様に深く感謝いたします。
神戸市立博物館
状態：良好

ハードカバー　状態：良好

目次
多賀城跡 / 桑原滋郎 / p1～90
古代の東北 / p17～19
多賀城の沿革 / p20～21
研究の歩み / p22～25
江戸時代 / p22～22
明治以降 / p23～25
東北の城柵 / p26～27
多賀城の位置と立地 / p28～29
発見遺構 / p30～30
多賀城の外郭＝大垣 / p31～51
政庁跡 / p36～42
城内 / p43～48
城外・館前 / p49～51
多賀城廃寺跡 / p52～55
発見遺物 / p56～68
瓦塼 / p56～58
土器 / p58～60
漆紙文書 / p60～66
木簡 / p67～68
新しい多賀城像 / p69～70
東北城柵の遺跡 / p71～74
多賀城創建瓦の祖型 / p75～76
文字瓦 / p77～77
多賀城碑 / p78～79
多賀城の整備と活用 / p80～80 (
図版目録 / p83～84
多賀城と東北の城柵 / 桑原滋郎 ; 石上英一 ; 平川南 / p86～90
ほぼ良好
パラファン紙包装にてお届け致します。

目次
草戸千軒町遺跡 / 松下正司/p1～94
河底の遺跡 草戸千軒町遺跡 遺跡の発見/p17～19
埋もれた「草戸千軒」 地誌にみる「草戸千軒」/p20～22
草出「常福寺」 地名の変遷 常福寺 長和荘/p23～26
発掘調査の開始 河底の試掘調査 芦田川改修計画と保存問題 県教育委員会の緊急調査 河口堰建設計画と本格的調査 研究所の設置と発掘の進展/p27～30
さまざまな遺構 調査の計画と方法 遺構検出状況と層位 家屋に伴う遺構 町割の遺構 墓地・池・その他/p31～43
出土遺物の様相 さまざまな遺物 中世以前の遺物 中世の土製品 木製品 石製品 金属製品 骨角製品 布・藁製品 動・植物遺体 近世の遺物 出土遺物の年代/p44～54
柵と溝の町「草戸千軒」 遺構の変遷 柵と溝に囲まれた町 草戸千軒の衰退/p55～59
草戸千軒のくらし 日常の生活 化粧と履物 陶磁と木簡 職人の道具 さまざまな農具 遊びと呪い/p60～78
中世瀬戸内の港町再現 尾道中世遺跡の発見 鞆の試掘調査 鞆・尾道と草戸千軒/p79～80
図版目録/p83～84
中世都市「草戸千軒」 / 網野善彦/p85～92
参考文献/p93～93
表紙 草戸千軒町遺跡と河口堰(北より)
表紙裏 国宝明王院(旧常福寺)
パラファン紙包装にてお届け致します。

目次
失明の危機を越えて―睡蓮の池の畔で、老いと闘う晩年の巨匠 / 熊瀬川紀/p36～37
大聖堂との苦闘―不動の石壁を震わせる神秘の光に翻弄されたモネ //p54～55
ART NEWS 百二十年目の大開帳目で見る東京国立博物館の歴史 //p70～77
ART NEWS これは珍しい！オランダから里帰りした国芳の浮世絵下絵 //p78～82
ART NEWS 鎧から湯タンポまで……天下人、家康が使った名品珍品--徳川御三家を中心に分与されていた「駿府御分物」が語る、“家康”の生活 / 阿井景子/p90～94
WORLD 今世紀最大のマティス展ニューヨークで開幕 / 近藤竜男 ; 永島章雄 ; 土屋守/p102～102
展覧会案内 //p104～106
次号予告 //p66～66
特集 なんと素晴らしい！！モネの“眼” //p3～3
モネ家の大河物語 //p4～11
モネの歩み人生篇 / 六人部昭典/p13～13
戯画の天才少年現る―“眼の師”ブーダンとの運命の出会い //p14～16
目指せサロン！パリのモネ―若き貧乏画家が挑んだ苦心の大作 //p17～19
絵画の革命印象主義の誕生―新たな“美”を模索する同志たち //p20～27
悲劇の妻カミーユ―死してなおモデルをつとめた内助の功 //p28～29
不惑にして仕事も恋も再出発―第二の人生に旅立つモネ //p30～35
モネの“眼”を解く鍵作品篇 / 六人部昭典/p39～47
脱“太陽の画家”宣言―なぜモネは明るい光を捨てて陰鬱な風景に挑んだのか？ //p48～49
≪積みわら≫の謎を解く―連作の裏に秘められた意外なメッセージとは？ //p50～53
水と光と睡蓮と―重度の白内障と闘いながら、「睡蓮の部屋」に結実した老画家の夢 //p56～62
モネの“眼”診断書 / 布施英利/p63～65
STARDUST 日本で再現ヘンリー・ムーアの“生まれ出る周辺” //p96～96
STARDUST 20世紀の写楽か北斎か！？奥山儀八郎 //p97～97
STARDUST わが心のアンデスフェルナンド・モンテス //p97～97
その他・・・
良好　グラシン紙包装にてお届け致します。