本多三郎 [著]、2025年7月 初版、x, 830p (本体厚さ:約4.5cm)、22cm
2025年7月 初版。カバー付属。定価:15,000円+税。
カバーに薄いヤケ・一部に薄いくすみ汚れやシワ・ややスレ等の使用感がややあります。また天に2箇所シミ傷、本文の20ページ程に薄い鉛筆マーキングの消し跡があります。それ以外は特に問題はありません。
●シリーズ名:大阪経済大学日本経済史研究所研究叢書, 第20冊
●別タイトル:Irish agriculture under British capitalism : the background of the land war
●内容説明
草を食む家畜がアイルランドの大地を占領し、人々は消えていった。大飢饉により住民の海外脱出と移民に一気に弾みがつき、1891年に行われた国勢調査では羊の数が人間を上回り、1901年には牛の数が人間を上回った。自然と人間の力が和合して発展していく農業の取り組みもそこにあったが、アイルランド農業がロンドンを初めとするブリテン市場の動向に左右される傾向はますます強まり、大規模な土地支配の利害が絡み合った投機資本の参入さえ広がっていった。本書は、「世界の工場」ブリテンの横腹に抱え込まれていくアイルランドの19世紀経済史最後の言葉「家畜増え、民失う小さな国」を同時代の資料で実証するものである。
●目次
・アイルランド大飢饉:1840年代後半〜50年代前半
・第1部: 19世紀後半アイルランド農業の展開(大飢饉後の農業構造転換;牛を中心とした家畜の全国的流通;生きた家畜をはじめとする大規模な畜産物輸出;1870年代における農民層分解の全国的分析)
・第2部: アイルランド農業の担い手を地域から見る(酪農の中心地で肉牛生産の出発地である南西部マンスター;北部アルスター経済;西部のメイヨーへ、コナハトへ行こう;北東部レンスター・みーズの大牧畜業―人影がなく草を食む家畜だけが見える大牧場地帯)
・第3部: ブリテン資本主義下のアイルランド農業と農村(19世紀後半アイルランド農業を担う人たち)
家畜増え 民失う小さな島国アイルランド
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