開拓使文書の森へ : 近代史料の発生、様式、機能

Leora Batnitzky(プリンストン大学宗教学助教授)著、Princeton Univers･･･

ハードカバー
カバーに若干のスレ、天と数ヶ所に小汚れ、下角余白全体にウォーターダメージによる小ジワ・小シミが有ります。

●概要
20世紀のユダヤ人哲学者、フランツ・ローゼンツヴァイクの哲学を批判的に再評価。
ローゼンツヴァイクによる偶像崇拝批判が、宗教、倫理、美学、政治にどのように及んでいるかを示す。

●内容
第I部　倫理と単一神教　
倫理的単一神教としてのローゼンツヴァイク。メンデルスゾーンからローゼンツヴァイクに至る偶像崇拝の歴史、主著『救済の星』の解釈学と構造。

第II部　芸術と言語
ローゼンツヴァイクの美学理論。「危険なイメージ」や「ユダヤ的な不気味さ」の考察。翻訳の問題に内在する哲学的・宗教的な困難。

第III部　宗教と政治　
現代の制度への偶像崇拝概念の適用。キリスト教の偶像崇拝や、政治的な領域におけるユダヤ的な偶像崇拝の批判的検討、イスラエル国家との関連におけるローゼンツヴァイク哲学の再評価。

■送料：全国一律350円

Peter Reiter、Königshausen & Neumann、1993年発行、559 p ･･･

【ペーパーバック】1993年発行。
全体的に若干ヤケがあります。表紙の一部にやや退色・軽いスレ、天に斑点状の薄い微シミ・小口中央に薄い小汚れがあります。それ以外は特に問題はありません。

●シリーズ名：Epistemata (エピステマータ (認識論的研究)) : Würzburger wissenschaftliche Schriften, Reihe Philosophie (ヴュルツブルク学術論文集・哲学シリーズ) ; Bd. 139

●本書は、魂とその根源という普遍的な問いを軸に、マイスター・エックハルトの思想を探る研究書です。
洞窟壁画や古代神話に見られる魂観の伝統を背景に、死後の生命や人生の意味、倫理の基盤を考察します。
魂に関する問いが人類にとって最も古く重要な関心であることを示しつつ展開されています。

●目次訳
・1: 序論
・2: 伝統と受容
・3: エックハルトにおける魂
・4: エックハルトにおける魂の根源
・5: 魂の根源分析の総合的評価

●マイスター・エックハルト (Meister Eckhart、1260年頃-1328)
　中世ドイツ (神聖ローマ帝国)のキリスト教神学者、神秘主義者。
パリ大学にてマイスターの称号を受け、同大学にてトマス・アクィナス同様、二度正教授として講義を行っています。またドミニコ会のザクセン地方管区長やボヘミア地方司教総代理等を歴任するなど、神学者として活躍しましたが、その教説ゆえに異端の告発を受け、それに対する「弁明書」を提出し、審問を待つ間に亡くなりました。その後、著作の刊行・配布が禁止されたため、エックハルトに関する記録はほとんど残っていません。
しかしながら、ノヴァーリスやニーチェ、バタイユ、ヘーゲル、ショーペンハウアーなど、後世の思想家たちに多大な影響を与えています。

■送料：全国一律600円

Ray Rees(ミュンヘン大学経済学教授)=編、E. Elgar、2006年、ⅹ, 473p、25･･･

ハードカバー
本文に若干のヤケが有ります。

●概要
電気、鉄道、電話などの主要な公益事業における価格設定（プライシング）と規制に関する、古典的かつ重要な経済学の論文で構成。

●内容
PART I TWO-PART TARIFFS AND NONLINEAR PRICING 二部料金制や非線形価格設定に関する理論
消費者余剰、最適価格、独占市場における価格差別化など。有名な論文として、ウォルター・オイの「ディズニーランドのジレンマ」など。

PART II GAME THEORETIC APPROACHES 公益事業におけるゲーム理論的アプローチ
相互補助金（Cross-Subsidization）、費用配分、規制当局と企業の戦略的な相互作用の分析。

PART III RAIL PRICING鉄道運賃の設定
F.W.トーシグやA.C.ピグーなど、古典的な経済学者の貢献を含め、費用、需要、競争との関連で鉄道の価格設定。

PART IV ELECTRICITY PRICING 電力価格の設定
ピークロード・プライシング（Peak-Load Pricing）、季節・時間帯別価格設定（Time-of-Day Pricing）、割り込み可能な電力供給（Interruptible Power）の価格設定など、電力産業特有の課題。

PART V TELEPHONE PRICING 電話料金の設定
最適料金設定、ピークロード料金制の理論、費用配分、規制の経済原則など。

■送料：全国一律600円

August Leskien (言語学者 アウグスト・レスキーン), Otto A. Rottman･･･

【pbk】c2002年 第11版全面改訂新版。
表紙の端や角に微スレ・下角に小折れ、天に1点微汚れがありますが、それ以外は特に問題はありません。

●シリーズ名：Indogermanische Bibliothek (印欧語学叢書), 1. Reiche ; Lehr- und Handbücher (教科書篇)

●Text in German, Chuch Slavic (= old Bulgarian) and ancient Greek

●裏表紙の要約
古典的入門書を現代の学生向けに改訂した、古教会スラヴ語学習用の標準的ハンドブック

●目次訳
第1部
・1: 古代教会スラヴ語とは何か
・2: 音韻論
・3: 屈折
・4: 動詞体系
・5: 古代教会スラヴ語の統語論
第2部：Text
・1: Codex Zographensis (古代教会スラヴ語グラゴル文字の彩飾写本)
・2: Codex Marianus (同上)
・3: Codex Assemanianus (祈祷文・礼拝文など)
・4: Psalterium Sinaiticum (詩篇のスラヴ語訳)
・5: Euchologium Sinaiticum (典礼書)
・6: Glagolitica Clozianus (グラゴル文字断片)
・7: Kiever Blätter (キエフ葉書)
・8: Codex Suprasliensis (聖人伝集)

●著者：アウグスト・レスキーン (August Leskien、1840-1916)
　ドイツの言語学者。
インド・ヨーロッパ語族、特にスラヴ語派の比較言語学の研究者として知られる。青年文法学派の学者の中では年長者であり、そのリーダー格。
ゲオルク・クルツィウスやアウグスト・シュライヒャーらに学びました。ゲッティンゲン大学やイェーナ大学、ライプツィヒ大学などで教え、1876年にスラヴ語に関する学術雑誌『Archiv für slavische Philologie』を創刊。同年に論文「スラヴ・リトアニア語とゲルマン語における曲用」を発表しています。
その後は言語理論から離れ、古代教会スラヴ語の研究に集中しました。

■送料：全国一律350円

河北省革命委員会衛生局、河北省革命委員会商業局=編、河北人民出版社、1977年初版、序文・目次16p･･･

ソフトカバー
ビニールカバーに小ジワ・小汚れ、本文に経年によるヤケ・シミが有ります。

●概要
毛沢東の「革命衛生路線」の指示の下、「医療衛生活動の重点を農村に移す」という教えに基づき編纂。
大衆的な「群防群治（住民による予防と治療）」の展開、赤脚医生(裸足の医者)や協同医療員の育成、および中西医結合（中国医学と西洋医学の統合）の促進を目的としています。

●収録内容
中国の河北省およびその周辺地域に自生・利用される薬用植物（中草薬）800種以上を収録。

総論: 中草薬の基礎知識、有毒な生薬に関する情報、加工（炮製）、製剤、薬物の用法・用量、配合禁忌など、実務的な知識。

各論: 個々の生薬について、解表薬（発汗解熱薬）、清熱瀉火薬（熱を冷ます薬）、祛風湿薬（リウマチ薬）など、薬効別に分類し解説。
薬物の常用量、識別の助けとなる多数のカラー図版と白黒線画（合計300点以上）を含む。

■送料：全国一律600円

新疆維吾爾自治区革命委員会衛生局、 新疆生物土壤沙漠研究所、 中国人民解放軍新疆軍区後勤部衛生部=編･･･

ソフトカバー
正誤表付属。
カバーに若干の波打ち・汚れ、本文に経年によるヤケ・シミが有ります。

●概要
前書きに毛沢東の医療衛生に関する指示（農村医療の強化や「赤脚医生」の育成）に深く根ざしていることを明記。
地方の医療衛生隊員や「赤脚医生(裸足の医者)」が、中国の新疆ウイグル自治区に自生し、採集・使用される薬用植物を活用し、中西医結合(中国医学と西洋医学の統合)を推進しながら、地域の医療水準を向上させるために編纂されました。

●収録内容
中草薬の一般知識: 薬草の形態学的な解説
実務的知識: 薬草の採集、加工、製剤、および保存方法
個別の薬草解説: 新疆地域で用いられる具体的な薬草（例：麻黄、刺檗、紅莧菜、向日葵など）の形態的特徴、効能、生息地の分布、常用量
薬効別分類: 補益药（強壮薬）、止血药、平肝药（肝臓を整える薬）、消食药（消化を助ける薬）など、さまざまな薬効を持つ生薬を紹介

■送料：全国一律600円

切畑健=本文 ; 金井杜道=写真、紫紅社、1992年初版、147, 5p、47.2x34.2x4cm

定価36,893円(税別)
二重函。図書目録付属。
輸送函に小傷み、表紙に小シミがある以外は特に問題は有りません。

■送料：全国一律1280円

マリア画房、昭和3年

経年による若干のヤケ・小シミ・小汚れ、角余白に小ジワ・破れ、裏面に数字印が有ります。

●昭和3年制作　木版画1枚 (「洋草花譜」より)　マリア画房刊　　版画サイズ：(約)45x30.4cm

●作者：土屋楽山(つちや らくざん、1896-1976)京都市出身の画家、版画家。
本名：土屋浩三、号：篁子生。1913年-1920年の7年間、竹内栖鳳に師事。
植物画、花鳥画を得意とし、昭和初期から第二次世界大戦前頃まで自身の工房で自刻・自摺の木版画を制作。
主に海外市場を中心に作品を制作し、日本では知られざる作家でしたが、近年芸艸堂により復刻版画が制作され、再評価されています。

■送料：全国一律1080円