ピエール・キュリー / マリー・キュリー序論・編集、1908
First Edition. 8vo, xxii, 621pp, with frontispiece portrait, diagrams, contemporary dark-blue library cloth, library bookplate
フランスの物理学者で1903年のノーベル物理学賞受賞者のピエール・キュリーの著作集です。収録範囲は、1880年に若干21歳で兄のジャックと共に発表した圧電効果に関する最初期の論文から、不慮の交通事故で亡くなる1906年の紀要論文まで、「25年に渡る研究の集大成」として発行されました。
本書にてピエール・キュリーの業績をたどる序論及び編集を担当したのはキュリー夫人Madame Pierre Curieことマリー・キュリーです。本書の編集に取り組んだのは、夫であるピエール・キュリーのソルボンヌ大学の教授職の後任となった時期でした。