Alex Wayman (インド学者 アレックス・ウェイマン)、Motilal Banarsidas・・・
カバー付属。第1巻のみ。
全体的に若干ヤケがあります。カバーにスレ・背に退色・一部にシワ・角に小傷み、見返しに強いヤケがありますが、それ以外は特に問題はありません。
●シリーズ名:Buddhist traditions (仏教の伝統), v. 36
●Includes passages in Pali, Sanskrit, and Tibetan (in Roman)
●Includes bibliographical references (v. 1, p. [333]-338) and index
●内容
インド仏教論理学がアサンガからツォンカパへと受け継がれた千年の流れを、原典にもとづいてたどる研究書の第1巻。
アメリカのチベット学者・インド学者の著者が1970年代から日本・スイス・インドで行った長期調査と、膨大なサンスクリット・チベット資料の収集をもとに構築した集大成で、長年の遅延を経てようやく形になった「Millennium」のテキスト篇にあたります。
アサンガ『瑜伽師地論』中の「論議規則」、ダルマキールティ『ニヤーヤビンドゥ』とカマラシーラ注、ラトナーカラシャーンティの遍充論など主要原典を丁寧に読み解き、知覚・推理といった仏教論理学の核心を明快に整理。
また、ディグナーガ=ダルマキールティ体系を「十一偈」によって比較し、最後にツォンカパによるダルマキールティ七書の概説を収め、チベットにおける論理学理解の姿も示しています。
原典対照を重ねた精密な基礎研究であり、因明の主要テキストを一巻で立体的に把握できる構成となっています。
●主な目次訳
第1部: 導入テキスト
・無著 (無着, アサンガ) の論議規則
・ダルマキールティ (法称) の『ニヤーヤビンドゥ』およびカマラシーラ注の導入
・ダルマキールティの『ニヤーヤビンドゥ』 (梵英)
・カマラシーラによる『ニヤーヤビンドゥ』反論要略
・ラトナーカラシャーンティ「内遍充の証成」
第2部: ディグナーガ (陳那) =ダルマキールティ (法称) 体系
・「十一偈」によるディグナーガ=ダルマキールティ体系の導入
・ダルマキールティの『プラマーナヴィニシュチャヤ』分析
・ツォンカパによるダルマキールティ七書概説
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