[筆者]不明、Kartogr. Abt d. Kgl. Preuß. Landesaufnahme(・・・
本品は、日露戦争最大の会戦である「奉天会戦」(1905年3月)を描いたドイツ語表記の戦況地図です。
タイトル「Schlacht bei Mukden」(奉天の戦い)、図中には「Lage am 9.3.05 Abds Skizze 7」と記され、1905年3月9日時点の戦況配置を示しています。印刷は「Druck Sept. 05」、発行元は「Kartogr. Abt d. Kgl. Preuß. Landesaufnahme(プロイセン王立地図測量部)」と確認できます。
赤と緑の彩色でロシア軍と日本軍の布陣が表され、各軍団・師団の展開が視覚的に理解できる構成です。ドイツは日露戦争に直接関与していないものの、軍事研究用にこのような地図を多く出版しており、軍事史・地図史的に大変貴重な一次史料です。裏面には旧蔵者の署名が墨書されています。
状態は、折り目に沿ったシワや軽度のヤケ、端部のわずかな擦れがありますが、印刷面の保存は比較的良好で視認性を保っています。
年代・寸法・状態・付属品
年代:1905年(ドイツ・プロイセン王立地図測量部刊行)
寸法:約33 × 47 cm(折り畳み痕あり)
技法:彩色石版(Chromolithographie)
状態:B(並品、シワ・折れ・軽度ヤケあり)
付属品:なし
コレクター向け推奨コメント
奉天会戦は世界史上でも有数の大会戦であり、日露戦争を研究する上で不可欠な史料です。本図はドイツ軍事機関が作成した公的性格を持つ地図で、戦史研究・地図コレクション双方で高い価値を持ちます。日本戦争資料、軍事史、日露戦争地図コレクションに最適です。
稀少性と市場価値
ドイツ製の一次史料地図は国内市場では流通例が少なく、特に日露戦争に関する彩色石版は希少。
海外の軍事史コレクター市場において需要が高く、ドイツ語表記の戦況図は欧州オークションでの落札実績も見られる。
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・単行本(900g以内・厚さ2.7cm以内):クリックポスト 250円(税込)
・単行本(1kg以上):レターパックライト 430円(税込)/レターパックプラス 600円(税込)
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