志村ふくみ 著、筑摩書房、2009年4月、279p、15cm
初版 カバー付 カバーヤケ無し 本体三方ヤケ無し 線引き無し書き込み無し 保存状態良好です。
染織家で人間国宝の著者の随筆集。「ちよう、はたり」とは、著者の母が師と仰いだ青田五良の機の音。柳宗悦の民芸運動に従い、薄暗い土間で一心不乱に織っていた青年の機織りが、著者の耳底に蘇る。「物を作るとは汚すことだ」という自戒、そう思いつつも、機へ向かうときの沸き立つような気持ち。日本の色を残すことへの使命感など、おりおりの思いを綴る。口絵に井上隆雄の写真を付す。 ...