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江戸流行料理通大全乾(江戸料理通初篇二篇)八百善主人著 彩色摺含む 少虫損 天保6年
江戸流行料理通三四篇 題箋欠 彩色摺含む 少虫損 目黒十郎刊 明治21年
各18×12.5㎝
■江戸料理茶屋の筆頭、八百善の主人栗山善四郎が書いた献立集で、「江戸流行」と角書きがある。内容は本膳、会席、江戸卓袱料理など一連の献立の後、巻末の極秘伝之部、料理心得之部ではいくつかの料理法・コツを紹介している。同店を贔屓にしていた江戸の文化人たちが、序・跋や挿画を提供しているが、なかでも鍬形蕙斎描く挿絵は有名である。八百善二階座敷で四人の人物が酒食に興じている図で、この四人は大田南畝(向かって右)、亀田鵬斎(奥)、大窪詩仏(左)、酒井抱一(手前)とされてきたが、手前の人物については紋から画家蕙斎自身であるとの考証も近年提示されている。本書は四編まで続刊された。-東京都立図書館