原本所蔵・監修:名古屋市蓬左文庫/解題:岡嶌偉久子、八木書店、2010、総4,398頁、平均450頁・・・
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「源氏物語「河内本」原本か 研究者調査 膨大な修正跡確認」
最新の原本調査により源親行稿本の可能性が指摘される重要写本の全貌をオールカラーで影印!
源氏物語本文研究に新たな画期をなす必備資料!
原本は名古屋市蓬左文庫所蔵(重要文化財)。
●尾州家河内本源氏物語について
鎌倉時代に源光行・親行父子による源氏物語本文の研究・校訂によって作成された河内本(父子ともに河内守であったことに由来)の最古写本として伝わり、54帖が揃った源氏物語の写本としても現存最古の一つである。鎌倉中後期頃書写の41巻と室町前期頃書写の後補13巻より成り、元来は54巻54冊であったものを後に23冊に合綴。「夢浮橋」巻末に金沢(北条)実時の奥書があり、尾張徳川家に伝えられて現在は名古屋市蓬左文庫所蔵。重要文化財に指定されている。
その本文には句読朱点・振り漢字が施され、全面にわたり多量の削訂・朱墨両様の見せ消ち・補入による本文修正が重ねられて複雑な様相を呈しており、精確な影印版刊行が待たれていた。
【目次】
※各巻編成
第1巻 桐壷・帚木・空蝉・夕顔・若紫・末摘花〔2010年12月〕
第2巻 紅葉賀・花宴・葵・賢木・花散里・須磨・明石〔2011年4月〕
第3巻 澪標・蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲〔2011年8月〕
第4巻 朝顔・少女・玉鬘・初音・胡蝶・螢・常夏〔2011年12月〕
第5巻 篝火・野分・行幸・藤袴・真木柱・梅枝・藤裏葉〔2012年4月〕
第6巻 若菜上・若菜下〔2012年8月〕
第7巻 柏木・横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻〔2012年12月〕
第8巻 匂宮・紅梅・竹河・橋姫・椎本・総角〔2013年4月〕
第9巻 早蕨・宿木・東屋〔2013年8月〕
第10巻 浮舟・蜻蛉・手習・夢浮橋〔2013年12月〕