獅子文六 著、雪華社、昭和39年1月、263p、20cm
初版 函 帯付 函ヤケ無し 帯ヤケ無し 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好の美本です。
「町ッ子」とは下町の子。著者は山の手の出身のようですが、慶応で交わった町ッ子の洗練さや親しみやすさを懐かしく思い出します。逆に、日本全国の地方探訪記もあり。「ノンビリ暮らせる町」として、大洲と山口市を挙げているのが、いまでは???で面白いですね。
達意の文章でスイスイ読めました。内容も、スポーツ、外国事情、教育等、多岐に渡っていますが、やはり文学関係のものが良いですね。まず、酒の思い出の文章中に「樽平」の名が。井伏鱒二や小沼丹の文にも出てくる店名です。文士がよく集まる店だったもでしょうね。