加地 伸行、PHP研究所 PHP新書、平成 10年(1998年) 第1版第1刷、234 p 絶版、サ・・・
豊かで幸せな暮らしを享受しながらも、その内実は空虚で、何かことが起これば、すべて他人まかせでうろたえるばかりの日本人。本書で著者は独自の儒教解釈に基づきながら、祖先からの「血の連続」・「生命の連続」に最大の価値をおく儒教的死生観こそが、日本人の「家族の思想」の根本であり、日本人が拠りどころとすべき精神であると論ずる。少年少女の荒廃、老親介護、出生率の低下など、日本の家族が直面する問題を深く洞察し、家族再生のための本質的な議論を展開する。 目次:序章 儒教の家族主義をめぐって―新井将敬氏との対談 / 第1章 儒教的仏教そして仏教的儒教 / 第2章 出家と在家と / 第3章 「老い」の悲しみと生きる気力と / 第4章 儒教に学ぶ「父性の復権」 / 第5章 「現代の夫婦別姓論」批判 / 第6章 「散骨する自然葬」批判 / 第7章 仏壇の復権―家族の求心力として / 第8章 不自由な教育・自由な教育 / 第9章 少子化を抑止する寿国債―儒教的政策を
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