ドレミ楽譜出版社 後藤暢子編、平6
B5判 カバー 204P 少ヨレ有
●“日本の近代音楽について語ろうとするとき、細谷一郎(1904-1991)の名前もまた忘れることができないであろう。 (中略) 彼は、1920年代初めに山田耕筰を訪ねて弟子入りを志願し、大中寅二とともにひたむきな敬愛の心をささげる数少ない門下生の一人となり、山田の交響楽運動にも協力しながら作曲を学んだ。偶々、細谷が教えを受けた頃、山田は北原白秋と協力しあって雑誌『詩と音楽』を創刊し、日本語の歌曲の作曲に精魂をかたむけていた。このことは若い細谷にきわめて深い影響力を与えたと思われる。彼は近代詩から音楽的要素をひきだす術を修得し、生涯にわたって歌曲を作曲しつづけた。また晩年まで、日本語の詩の基礎的な作曲法を次の世代に伝える努力を惜しまなかった。”(後藤暢子「序」より)
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