五味文彦, 本郷和人, 西田友広 編、吉川弘文館、2012年2月、284p、20cm
1刷 カバー 帯付 カバーヤケ無し 帯ヤケ無し 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 奥付に小レッテル貼付けありますが保存状態良好の美本です。
建長5年から正嘉元年の記事が収められている。
この巻での大きな出来事といえば、康元元年に連署北条重時が出家、北条政村がその後を引き継ぐ。
そして執権であった北条時頼が出家し、重時の子長時にその座を譲るということがある。
しかし、時頼はその後も実権を握り続け、幕府は得宗専制といわれる体制へと移行していくこととなる。
正嘉元年には時宗が元服しており、よく知られているように彼が元寇に際しさらに得宗の権力を強化することになる。
頼朝挙兵時や奥州合戦、和田合戦などのような華々しい戦記はないが、北条氏をはじめとする幕府の動きや儀式、鎌倉での災害や工事の記録、建長寺の供養など、当時の日常が身近に感じられる。読みやすい現代語訳もいい。
読後は鎌倉を歩きたくなった。