信田敏宏, 小池誠 編、風響社、平25、338p、22cm
カバー帯背ヤケ ヤケ以外は状態良好
【目次】
序論 生をつなぐ家 : 過去から未来へ
第1部 「家」とは何か
・「家のない社会」における家原理 : レヴィ=ストロースの「家」概念をアフリカから考える / 小田亮
・イエ概念の再検討 / 遠藤央
・風水と家 : 『葬経』の親族理論 / 渡邊欣雄
第2部 つながりを願う「家」
・二〇世紀初頭における西部アイルランド農村の家の構造 / 清水由文
・宗門改帳からみる農民社会の「家」 : 史料をフィールドワークする / 岡田あおい
・家継承と家族との相克 : 家相続と家存続を例として / 大野啓
第3部 つながりを作り出す「家」
・祖先と共に : タイ北部、ユーミエンのピャオ集団の核家族化過程に見られる「家」の構成原理 / 吉野晃
・家の連続性と非連続性 : ブギス社会における親族と婚姻 / 伊藤眞
・ケニア・ルオ社会における象徴的「家」とその展開 / 椎野若菜
・月経小屋の消滅と高床式家屋の出現 : パプアニューギニア・アベラム社会の性と家族 / 新本万里子
第4部 生と死をつなぐ「家」
・「この世の家」と「あの世の家」 : 現代沖縄における家屋・墓・仏壇の移動と「家」の継承をめぐって / 越智郁乃
・墓が刻むクロノロジー : マダガスカル、シハナカにおける祖先観の変化と<家> / 森山工
・現代社会の「小さな『家』」 / 津上誠
・家族なき時代の「家」 / 小池誠