阿部正美 著、明治書院、昭和61年、505p、22cm
函(ヤケ)
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目次
凡例
元祿四年(承前)
半歌仙「日を負てる牛起す雲雀かな」
五句「芽出しより二葉に茂る柿ノ質」
歌仙「媚ならぶはや初秋の日敷かな」
歌仙「牛部屋に蚊の蟹よはし龝の風」
歌仙「安くと出ていざよふ月の雲」
歌仙「うるはしき稻の穂並の朝日哉」
付合「草の戸や日暮てくれし菊の酒」
歌仙「御明の治て夜寒やむし」
付合「門に入れば梅が1にほふ籔の中」
付合「石も木も佛といへば拝むなり」
付合「名残ぞと取置雛の顔をみて」
付合「革皮の裏新敷ふみすべり」
付合「右左り膳をすえても淋しくて」
付合「うき懋に文つき返し笑れて」
付合「庵寺の縁に筵を打敷て」
付合「抱あげらる1藤の花ぶさ」
付合「もえかねる水風呂の下焼付て」
三句「古寺や花より明るきんの聲」
付合「たふとがる涙やそめてちる紅葉」
付合「木嵐に手やあて、見む一重壁」
半歌仙「もらぬほどけふは時雨よ草の屋ね」
付合「能程に秋かはれよみの1雪」
九句「水仙やしろき障子のとも移り」
付合「奥庭もなくて冬木の梢かな」
歌仙「其にほひ桃より白し水仙花」
歌仙「此里は山を四面や冬籠り」
歌仙断片「京にあきて此木がらしや冬住居」
三物「宿かりて名をなのらする時雨哉」
元祿五年
歌仙「鶯や餅に糞する様の先」
和漢歌仙「破風口に日影やよはる夕涼」
半歌仙「名月や茶吹雨の晴をま」
歌仙「青くても有べきものを唐辛子」
十旬「対かぶや水田の上の秋の雲」
三物「秋にそふてゆかばや末は小松川」
歌仙「けふばかり人も年よれ初時雨」
歌仙「口切に境の庭ぞなつかしき」
十六句「月代を急ぐやふなり村時雨」
三物「寒菊の隣もありやいけ大根」
歌仙「洗足に客と名の付 寒さかな」
歌仙「打よりて花入探れんめつばき」
半歌仙「木枯しにうめる間おそき入湯哉」
歌仙「水鳥よ汝は誰を恐る1ぞ」
三物「としわすれ盃に桃の花書ン」
用語索引
初句索引
あとがき
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