神崎清　書簡5通＆葉書19枚　★中央公論社・清水一継宛

￥38,000

• 著者 神崎清
• 刊行年 昭和11年～18年
• 状態 並
• 解説 【書簡（封筒有）】5通便箋18枚ペン書217行。【葉書】19枚ペン書＆毛筆172行。
  ●神崎清は、この頃、中央公論社から『現代婦人伝』（昭和15）と『吉岡弥生伝』（昭和16年）を出版している。
  ●「吉岡弥生伝の仕事を抱へて籠城してゐます。十日頃帰京、十一日に嘉悦女史訪問のつもりですから、その旨お伝へおき下さい。林芙美子女史も湯河原へきてゐるさうですが、もし宿屋がわかったらお知らせねがひます。
  　　　　　昼寝する　女の耳に　蝉しぐれ
  　　　　　　　　　　　　　　　　（天野屋本館／昭和14年9月5日）。
  ●「北京の聖者・清水安三と裸になって（風呂の中で）、支那問題を大いに論じてゐます」（於熱海／昭和14年12月25日）。
  ●「僕は、文筆家の道徳として、人身攻撃や個人に迷惑のかかるやうなことは、絶対にさけてをるつもりですが、しかし、歴史の必要がそれを命ずる場合には、真実のためにすべてを捧げて惜しくないと思ってゐます」（昭和15年8月16日）。
  ●「相馬黒光女史は毎週一回訪問、つぎは四回目です。昭和十二年がやっと終わりました。すぐ筆を下すのはまだ無理ですが、貴誌の御都合もおありでせうから、十六日頃まで第一回を分をまとめるつもり」（昭和18年7月12日）。
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