子爵後藤新平、梁山泊出版部、2023(元版 大正3)
菊判 オンデマンド版 ペーパーバック 台湾総督府民政長官・満鉄総裁を歴任した後藤新平の、大正期の政論8冊の抜刷を合本する。 この時期は内相・外相・東京市長となり、関東大震災に際会して帝都復興院総裁として都市計画に従事する。一方で普通選挙施行を前にして政論をあまた発している。 収録は「立憲同志會諸君ニ質ス 立憲同志會退會始末大要」「帝國國防に關する私見」「政治の倫理化を提唱して 全國の青年諸君に告ぐ」「國難來」「清浦首相ニ呈スルノ書(草案)」「時局に關し訪者の質疑に答ふ」「普選に備へよ」「普選に直面して政治の倫理化を提唱す」の8編。 大正11年(1922)に子爵を受勲している。