土生田純之著、岩美町教育委員かい、1980.3、20p 図版22p、26cm
序文
縄文時代より始った岩美町の古代文化は, 古墳時代に至り,さらに発展し、
町内各地に多くの古墳を築いている。大学大
この度, 国道178号線の改修に伴い, 駟馳山裾の古墳1基が,やむをえずと
りこわさなければならなくなりました。
関係者が協議を重ねた結果, 発掘調査による記録保存を行うことに決定しま
した。
駟馳山裾周辺には多数の古墳があり, 中でも小畑古墳群中最大の第1号墳は
「穴観音」 と呼ばれ, 巨大な石室内に今では多くの石仏がまつられており, 因
幡地方でも最大級の石室を持つ古墳です。
発掘調査を行った小畑8号墳は穴観音を含む古墳群の中の1基であります。
調査は岩美町出身, 天理大学付属天理参考館山内紀嗣学芸員を中心とした調
査団の御協力によりこの調査が完了し, ここにその報告をすることになりました。
調査にあたり御理解と御協力いただいた土地所有者,調査団の各位,鳥取
土木出張所へ厚く感謝の意を表します。
昭和55年3月31日
岩美町教育委員会教育長
少ヤケ